今回は、これまでセミナーを行った多くの企業で実際に起こった
「ある共通点」についてご紹介します。

スッキリ・ラボが開催してきた法人向けセミナーの目標は
片づけを通して会社本来の力を取り戻してもらうこと。

当然、オフィスの片づけに特化したセミナーとなっていますが、
後日談を聞くと、社員のライフワークバランスに関わる「副産物」が
生まれているようです。

その「副産物」とはズバリ、
セミナーを受講した社員が“家の片づけもし始めた”ということ。

セミナー後、社員の方から、“ありがとう”のメッセージカードを
いただく機会があったのですが、皆さん決まって
「家の片づけもすることができました」と、仰っているのです。

ある女性は、要らない服を仕分けして捨てたら
なんと45リットルのゴミ袋８つ分も出たのだとか！

とりわけ印象的だったのは、岩手県のとあるホテルで働く30代の男性。

両親を亡くされ、大きな一軒家に一人暮らし状態だった彼、
あふれる物の整理ができないまま年月が経ってしまっていました。

彼が、会社で受けた片づけセミナー後にとった行動は、
「プロジェクトで使った計画シートを、自宅用にもう一枚持ち帰る」こと。

１日15分の片づけ習慣を自分のものにした彼は、
計画シートに沿って大きな一軒家をみるみる片づけていきました。

家をスッキリさせた彼には、これまで興味のなかった
「登山」「ダーツ」という新しい趣味ができたそうです。
（さらに、趣味の甲斐あってか体型までグッとスリムになったとか！）

片づけによって、新たなモノを取り入れる「ゆとり」が生まれ、
新しい自分の一面に出会った彼、仕事ぶりにも益々磨きがかかったそうです。

会社で受けたセミナーで私生活が変わり、私生活の変化が
仕事にも影響する相互効果を、みごとに体現したエピソードですね。
いかがでしたか？

会社では踏み込むことのできない、ライフワークバランスの「ライフ」。
しかし、片づけセミナーで入ったスイッチは、「仕事の場」にとどまらず
「生活の場」でも効果を発揮し、私生活の充実に一役買っているようです。