かたづけ士 小松易コラム

「かたづけ思考」が「自立型社員」を育てる!?

来週の木曜日、札幌でひさびさにオープンなセミナーで講師を務めます。

会社や団体での講演会や研修で札幌に来ているけど、もしかして「オープンセミナー」は、4年前に札幌のライフオーガナイザーさんたちが企画してくれたセミナー以来かな?

というわけで、東京の「道産子社長会」の出会いで意気投合した社会保険労務士の湊秀樹さんが主催していただき、このたび 札幌での セミナーが実現しました。

共通テーマは「働き改革が進む中で、企業が求める“自立型社員”を育成するためには」。

私のパートは、「職場における“かたづけ”の思考」と題して、職場において“カタを付けられる人”になるため、片づけを通してどのように「気づき力」「思考力」「行動力」を高められるかについてお話します。

片づけは単に「美化運動」にあらず。もちろん、働く環境が「片づいた!」「キレイになった!」「機能的になった!」ら、それはうれしいですよね。でも、そこだけにフォーカスして片づけるのは、正直もったいないです。

キーワードはズバリ、「じりつ」。

「じりつ」には「自立」と「自律」の2種類あります。

人財教育コンサルタントの村山昇さんは、著書「働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える」の中で、自立が、能力・経済力・身体といった“外的な”要素の独り立ちを表すのに対し、自律は、価値観・信条・理念・哲学といった“内的な”要素の独り立ちを表すといっています。

つまり、「自立」とは、「何かに頼らずに一人で立つことができる」ということ。「自律」とは、自ら立った後「自分で方向を決め、判断して行動できる」ということ。

組織でかたづけに取り組むひとつの価値は、「自分で考えて動ける社員」=「じりつ型社員」を増やすためにあると思います。ひらがな表記にしたのはそういう想いからです。

これまで「かたラボ」や企業研修、コンサルなど弊社が提供してきたことがすべて、この 「じりつ」というキーワードに集約されるということに気づきました。

片づけの取り組みは、あらゆる仕事の基礎練習、基礎トレーニング。上手くいっても行かなくても、すべてが学びとしてシェアする場をつくっていくこと。自分だけでなく他人の失敗もシェアし合うことで、色んな気づきを得ることができますし、それをきっかけにPDCAも回すことができるようになります。

来週のセミナーは、私が第一部で 「職場における“かたづけ”の思考」について話します。うれしいのは、湊さんが私が尊敬するコーチ、塚田康佑さんに声をかけてくださり、講師を快く引き受けてくださったこと。

ということで、第2部は塚田康佑さんによる「セルフコーチング思考」~変化の激しいビジネス環境に対応する自立型社員を育てるセルフコーチングとは?

そして、第3部が湊秀樹さんの「労使トラブル対応術」~労使間でトラブルが発生!!そのとき会社はどのような対応をすべきなのか?

なんと、参加費は、、、無料です。
ぜひ当日お会いできることを楽しみにしています。

「他社より一歩先の組織づくりを目指す!」~働き改革が進む中で、企業が求める自立型社員を育成するためには~

日時:2019年10月24日(木)13:30~16:45
会場:STV北2条ビル A会議室
住所:札幌市中央区北2条西2丁目 STV北2条ビル地下1階
参加費:無料
お申し込み方法:電話 011-590-0880または、FAX 011-590-0881(リーディング社会保険労務士法人まで)