片づけで人生はどう変わったのか ? KJLを受けてみたインタビュー⑤

本もセミナーも試した。でも最後の答えが見つからなかった…
「リビングでお茶したい」が片づけを変えた理由(パンダさん)

様々な片づけの本を読み、セミナーにも参加し、
片づけのマンツーマンのサポートも受けてきたパンダさん。

日常的に使う場所や、得意な場所は自分で整えられる。
けれど、思い出のモノやご両親の遺品が置かれた部屋だけは、
どうしても手が止まってしまう。

教えてもらった通りに進めれば、その場は片づく。
しかし、一人になると続かない。

「結局、どうしたらいいんやろう」
答えを探して、さまざまな本やセミナーをさまよっていた時、パンダさんはKJLに参加しました。
小さな片づけを積み重ねる中で、ある日ふっと浮かんできたのは、

「リビングでお茶できる場にしたい」

という、ご自身の中から生まれたビジョンでした。

今回は、片づけが「やらなければならない、つらい山登り」から「自分から進みたくなる、楽しいハイキング」に変わるまでのお話を、インタビュアーTがお伺いしました。

※この記事は、かたづけで人生を進化させるラボ(KJL)を受講されたパンダさんに、
インタビュアーTがお話をうかがった内容を、会話形式でまとめたモノです。


片づけてはいた。でも、最後に残る部屋がありました

T

今日はよろしくお願いします。

KJLに出会う前、片づけについてどのようなお悩みがありましたか?

パンダさん

片づけ自体は、かなり前からやっていたんです。

小松先生の本も以前から読んでいて、靴をそろえることや、
郵便物を玄関で開けてすぐに分けることなど、
日常の中でできる仕組みは実践していました。

得意な場所は、自分でいろいろ試して片づけられていたんです。

ただ、苦手な場所だけは、ずっと先送りになっていました。

夫が転勤のある仕事なので、引っ越しを何度も経験しています。
引っ越すたびに、大きなモノや服などはある程度整理するんです。

でも、日常生活ができる状態まで整えると、そこで力尽きてしまう。

最後に残ったモノを一つの部屋に集めて、
「これは、そのうちやろう」となっていました。

そして、そろそろやらなければと思う頃に、また引っ越しが来て、
いったんリセットされる。その繰り返しでした。

特に残っていたのが、思い出に関わるモノです。
そこに両親の遺品も加わりました。

誰も住まなくなった実家を片づけるだけで、
気力も体力も使い果たしてしまったんです。

遺品を整理しきれないまま自宅へ持って帰り、
自分の部屋に置いていました。

重い内容なので、一度広げても途中で力尽きてしまう。
そうしているうちに、一部屋が物置きのような状態になりました。

それでも、日常生活自体はできるんですよね。

「別に生活は回っているから、もういいか」
と思う一方で、
「このままではいけない」
という気持ちも、ずっとありました。

本もセミナーも試した。でも最後の答えが見つからなかった

T

KJLに参加する前に、ほかの片づけ方法を試したことはありましたか?

パンダさん

めちゃくちゃあります(笑)。

本も読みましたし、セミナーにも行きました。
マンツーマンで片づけをしたこともあります。

Zoomで一対一で見てもらいながら、
「そこ、手が止まっていますよ」
「次はこれですよ」
と言われながら進めたこともあります。

それはそれで、片づくんです。

でも、言われたその時しかできなくて、
自分で続けるところまではいきませんでした。

いろいろな片づけの考え方も試しました。

はっきり言ってくれる片づけ法も好きですし、
それが合う時もあるんです。

でも、自分が本当に行き詰まっている場所には、
なかなかはまらなかった。

苦手な場所や感情が絡む場所になると、
「分かっているけど、できない」
という状態になってしまうんです。

結局、正解を探すように、本や雑誌やセミナーをさまよっていました。

「どうしたらいいんやろう」

そんな感じでした。


小松さんのメルマガの言葉が、ずっと心に残っていました

T

そんな中で、なぜ小松さんのKJLを選ばれたのでしょうか?

パンダさん

小松先生のメルマガをずっと読んでいて、言葉がすごく刺さるんです。

刺さるというより、染み込む感じですね。

優しいんです。
でも、ただ優しいだけではなくて、ちゃんと大事なことが入ってくる。

ほかの片づけ法は、少しスパルタに感じることもありました。
それが合う時もあるんです。

でも、苦手な場所や感情が絡む場所では、
「分かっているけど、できない」
という状態になってしまう。

そんな時、小松先生の言葉には責められる感じがなくて、
それでも前に進めそうな感覚がありました。

今住んでいる大阪からでは参加も難しいとも感じていたんですが、
KJL第5回の募集を見て、Zoomで参加できると知りました。

その時、「よし、今だ」と思いました。

説明会は、想像を超えて“参加型”でした

T

実際に説明会へ参加してみて、印象はいかがでしたか?

パンダさん

最初は半分冷やかしというか、
「どんな感じなんだろう」
という好奇心もありました(笑)。

メルマガにも、
「気軽に参加してください」
という雰囲気があったので、入ったら絶対に申し込まなければいけない、
という感じではなかったんです。

「みんなで片づけるって、どういうことなんだろう」
という興味もありました。

でも参加してみたら、想像を超えていました。

セミナーだと思って受け身で聞いていたら、
いきなりディスカッションが始まったんです(笑)。

でも気づいたら、すごく前のめりで参加していました。

KJLサポーターの方の温かい空気づくりもあって、
肩の力が抜け、リラックスして楽しく参加できたんです。

説明会の時点で、
「これは一方通行ではないんだ」
と感じました。

「何を言っても大丈夫」と思える安心感がありました

T

受講前に、不安や迷いはありましたか?

パンダさん

不安というより、
「どんな内容なんだろう」
という期待の方が大きかったです。

もちろん、費用も安くはないので、
どのような段取りで進んでいくのかは気になっていました。

たとえば宣言フォームを送ったら、
それはどこに届いて、どのように蓄積されるのか。

そういう細かいところも気になって、説明会で質問したんです。

今思うと、入会前にそこまで聞くことではなかったかもしれません(笑)。

でも、その質問もきちんと受け止めてくださり、今答えられることと、
参加してから分かることを自然に分けながら説明してくださいました。

「何を言っても大丈夫」
と思える安心感がありました。

小松先生とKJLサポーターのコンビネーションも、すごく自然で温かくて。

事務局としてのチームワークというか、
場全体にリラックスできる雰囲気がありました。


「ビジョン片づけ」に、答えがある気がしました

T

KJLの中で、特に印象に残っていることはありますか?

パンダさん

やっぱり「ビジョン片づけ」です。

最初にKJLサポーターから、
「KJLでは、ビジョンづくりに力を入れています」
というお話がありました。

何のために片づけるのか。
どのような場所にしたいのか。

単なるノウハウではなく、自分がどこへ向かって片づけを進めていくのか。

そこが大事なんだなと思いました。

私は、これまで片づけ本を読んでも、
「どのような家にしたいですか?」
という問いに答えられなかったんです。

とりあえず、スッキリさせたい。
でも、その先が出てこない。

だから、ノウハウ本の手順どおりに進めても、
本に書かれていないところで止まってしまっていました。

思い出のモノや、感情が絡む場所。
自分自身と向き合わなければならない場所。

そこをどう乗り越えたらいいのか、分からなかったんです。

小松先生は、
「進めていく中で見えてきます」
とおっしゃっていました。

片づけを山登りにもたとえられていて、
最初から答えだけを見るのではなく、
自分で登っていく中でつかむ必要があるのだと思いました。


小さな場所を続けても、本当に片づけたい部屋には近づけない?

T

そのビジョンは、すぐに見つかったのでしょうか?

パンダさん

いいえ。最初は、自分が本当にどうしたいのか分からないままでした。

KJLの課題も、最初は出せなかったことがあります。

でも、目の前のモヤモヤしている場所を宣言フォームに書いて、
小さな片づけを積み重ねていきました。

洗面所、キッチン、リビング。
最初の一〜二週間は、そういう場所をずっとやっていました。

本当は、奥にある物置きのような部屋を片づけたい。
それなのに、私はリビングやキッチンをやっている。

「これでいいのかな」
「本当にやりたい場所から逃げているのかな」
と思うこともありました。

それでも、目の前の片づけも必要なことだから、
とにかく続けてみたんです。


「リビングでお茶できる場にしたい」が来た瞬間

T

「KJLならできそう」と思ったのは、どのような瞬間でしたか?

パンダさん

ある時、ふっと来たんです。

「リビングでお茶できる場にしたい」

あ、私はそうしたかったんだ。

家で、
「ちょっとお茶していかない?」
と言えるような場所にしたかったんだ、と。

それが分かった瞬間、
「このキャビネットはいらないな」
「これはあっちに置こう」
「次はここをやろう」
と、優先順位が一気に見えてきました。

本や写真に載っている部屋をまねするのではなく、
自分の中から「こうしたい」が出てきたんです。

その時、「来た!」と思いました(笑)。

これが、KJLサポーターが最初に話していた
「ビジョン片づけ」なんだと思いました。

誰かから答えを教えてもらうのではなく、
自分で片づけに向き合う中で、つかみ取るものだったんです。


夫に「私はこうしたい」と初めて伝えられました

T

ビジョンが見えたことで、行動は変わりましたか?

パンダさん

変わりました。

それまで私は、模様替えなども事後報告が多かったんです(笑)。

ある日突然、家の中が変わっている、という感じで。

でも、その時は夫に、
「私は、こういうリビングにしたい」
と伝えました。

そして、
「どう思う?」
と聞いたんです。

すると夫も賛成してくれて、
「じゃあ、こうしよう」
「普段からこうしていこう」
という話になりました。

自分の中で「こうしたい」が見えたから、
夫にもきちんと伝えられたのだと思います。


ビジョンが見えたら、片づけが一気に加速しました

T

そこから、片づけは進みましたか?

パンダさん

一気に加速しました。

最初に小松先生から、片づけを山登りにたとえたお話を聞いた時は、
正直、その意味がよく分かっていませんでした。

でもビジョンが見えてからは、まさに景色が変わった感じでした。

「次はこれをやろう」
「これは今ではない」
「こっちを優先しよう」

ということが、どんどん見えてきました。

それまでは、誰かに何かを頼まれると、
「いいよ、いいよ」
と引き受けて、自分の片づけを先送りにしていたんです。

でも、ビジョンが見えてからは、
「今は片づけをしているから、ちょっと無理」
と言えるようになりました。

夫にも、
「今日はもくもくタイムだから」
と伝えて、協力してもらいました。

片づけに時間を使うことを、
自分でちゃんと選べるようになったんです。

その後は、ずっと手をつけられなかった奥の部屋にも
向き合うことができました。

床が見えた時には、
ただ来客前にモノを押し込んで一時的につくった床ではなく、
「自分が納得して片づけた結果、見えた床なんだ」
という感覚がありました。


“やらなきゃ”が、“本当にやりたい”に変わりました

T

気持ちの面では、どのような変化がありましたか?

パンダさん

本当に変わりました。

それまで、片づけはつらいものでした。

「やらなきゃ」
と思っていたんです。

でも途中から、
「本当にやりたい」
に変わっていきました。

Zoomの時間もすごく楽しくて、
「次はまだかな」
と思うくらいでした。

もくもく会の前の日や直前にも、自分で片づけを進めていました。

一人で「ロングもくもくタイム」をしていたこともあります(笑)。

KJLは、本当にいい仕組みだと思いました。

一人でやるのではなく、場があって、仲間がいて、
宣言して、取り組んで、また戻ってこられる。

それがすごく大きかったです。

気持ちも変わりましたし、周りも変わりましたし、家も変わりました。

本当に楽しかったです。


片づけは、つらい山登りから楽しいハイキングになった

T

KJLを通して、片づけのイメージは変わりましたか?

パンダさん

変わりました。

小松先生から、
「片づけは人生、人生は片づけ」
という言葉をいただいたんです。

片づけは、やって終わりではない。

一つ整えると、その先にまた見えてくるものがある。次の課題も出てくる。

だから、ずっと続くんだなと思いました。

でも、それが苦しい感じではなく、楽しい感じに変わったんです。

最初は山登りのように感じていた片づけが、
途中からハイキングになりました。

景色を見ながら、自分から先へ進みたくなる。

そんな感覚になりました。


ライブで参加するからこそ、熱量が伝わる

T

KJLに参加してみて、「こうすると、より活かせる」と感じたことはありますか?

パンダさん

参加するなら、できる範囲で時間を確保してほしいです。

KJLは最初にスケジュールが出るので、
私は夫婦で共有している予定表に、すべて入れました。

「この日はZoomだから」
と時間をブロックし、前後の予定も調整しました。

三か月、KJLに向き合うつもりで参加して良かったと思っています。

もちろん、介護や仕事など、どうしても調整できないことも
あると思います。それは仕方がありません。

でも、自分で調整できる部分は、
きちんと時間を取った方がいいと思いました。

アーカイブで聞くこともできますが、やはりライブの熱量は違います。

Zoomであっても、その場で小松先生やKJLサポーターのお話を聞くと、
力をもらえるんです。

ほかの参加者の熱も伝わってきます。

その場でもらったエネルギーが、
そのまま片づけに活かされる感覚がありました。


参加前の自分に言うなら、「第1回から参加したかった」

T

KJLに参加する前の自分に、今声をかけるとしたら、何と伝えますか?

パンダさん

「もっと早く気づけばよかった」
ですね。

私は第5回から参加したので、
「第1回から参加したかったな」
と思います。

小松先生のメルマガをちゃんと読んでいたはずなのに、
見逃していたのかな、と(笑)。

継続して参加している方のお話を聞くと、なおさら、
「1回目から参加したかったな」
と思いました。

それくらい、参加して良かったです。


よく分からなくても、やってみると見えてくる

T

最後に、KJLへの参加を迷っている方へ、メッセージをお願いします。

パンダさん

「よく分からないから、やめておこう」ではなく、

「よく分からないけれど、やってみよう」

で参加して、私は良かったと思っています。

説明を聞くだけでは、分からないこともあります。

でも、実際にやってみると、見えてくるものがあるんです。

私の場合は、ビジョンが見えてから、本当に変わりました。

一人では分からなかった自分の「こうしたい」を、KJLの場の中で、自分でつかめた感じがありました。

だから、気になっているなら、まず一歩踏み出してみてもいいと思います。


片づけは、自分の「こうしたい」に気づくことから始まる

パンダさんは、これまでにも本を読み、
セミナーに参加し、マンツーマンで片づけを教わってきました。

それでも、思い出のモノやご両親の遺品が置かれた部屋だけは、なかなか手をつけられずにいました。KJLに参加してからも、すぐにその部屋へ向かったわけではありません。

最初に片づけていたのは、洗面所やキッチン、リビングなど、
目の前で気になっていた小さな場所でした。

「本当にやりたいのは奥の部屋なのに、これでいいのかな」

そう思いながら続けているうちに、ある時、

「リビングでお茶できる場にしたい」

という言葉が、パンダさんの中に浮かびました。

その言葉が出てきてから、片づけは変わっていきました。

残すモノや移動させるモノを決めやすくなり、優先する場所も見えてきました。ご主人にも初めて、「私はこういうリビングにしたい」と伝えることができたそうです。

片づけ方が急に分かったというより、何のために片づけたいのかが分かった。

それが、パンダさんにとって大きな転換点だったのだと思います。

一人で考えているだけでは出てこなかった答えも、
実際に手を動かし、宣言し、仲間と一緒に続ける中で、少しずつ見えてくることがあります。

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