かたづけ士 小松易ブログ

お勧め本「発達障害と環境デザイン」特定非営利活動法人暮らしデザイン研究所編

「小松さん、いままでの片づけコンサルで上手くいかなかったことってありますか?」

こんなストレートな質問(笑)を以前いただいたことがありました。

「はい、ありますよ。何度か。」

個人向けかたづけコンサルのサービスを提供していた時代に(※現在は提供していません)、

なぜかクライアントさんと話が噛み合わない、伝わらない。

なぜか上手くいかないことがありました。

「なんで~?」と何度も心の中で呟いて、疑問のまま終わったこともありました。

あ~、その当時の私にこの本があったらなぁ、

本当に10年前のかたづけ士に渡したい一冊を紹介します。

「発達障害と環境デザイン」特定非営利活動法人暮らしデザイン研究所編 かもがわ出版

発達障害住環境サポーター養成講座“基礎研修”公式テキストでもあるこの本。

とても読みやすく分かりやすい本になっています。

「発達障害」ってそもそも何?から始まり基礎的な知識をいろいろと教えてくれます。

今回はココがメイン、中心です。

当時の私の様に、「知らない」だけでできないことって結構あります。

知識が行動を助けてくれる。そんな本です。

そして、なにより私が魅力を感じたのは、「なるほど、この方法なら上手くいくかも」

という発達障害の人、そして、そうでない人にとっても生活を整える「片づけ、整理・整頓」

の方法が具体的に示されているところです。

当事者はもちろん、家族の方にとってきっと役に立つことでしょう。

amazonの紹介文をそのまま引用させていただきます。

こどもからおとなまで、発達障害ゆえに暮らしにくさを感じることが多々あります。

本書は住環境デザインの観点から、住まいの場・しごとの場を過ごしやすくする

支援の方法を伝授するテキストです。一部カラー刷り。

 

12年前に片づけの仕事を始めた当時は、クライアントさんが発達障害であろうがなかろうが、

関係なく、「今自分にできること」をただ必死にやっていました。

この本を当日の私に見せてやりたい理由のもう一つは、

必死の中にもクライアントさんに提供していたことを少なからず発見できたこと。

これはうれしかったですね。

じつは今回、ある編集担当の一人、

西本雅則さん(特定非営利活動法人暮らしデザイン研究所事務局長)から

この本の帯に感想を書くという素晴らしい機会をいただきました。

今までの「うまくいかない」理由がよくわかり、

具体的なメソッドと事例ですぐに動ける一冊です。

同理事長の森下真紀さんの「はじめに」(絶対読んでほしい)お言葉を借りれば、まさに、

「(前略)生きづらさを抱える人たちの生活支援による幸福感の向上を目指して、

医療・福祉従事者や当事者、家族の皆さんの一助になれば幸いです」

ぜひ環境整備、すなわち「かたづけ」、その力で今ある問題が解決できることを

信じられる一冊。ぜひご一読をお勧めします。

「発達障害と環境デザイン」特定非営利活動法人暮らしデザイン研究所編 かもがわ出版