想い【かたづけの力を信じている】

初めまして

 初めまして、小松易です。スッキリ・ラボの代表をしています。当サイトをご訪問いただき、誠にありがとうございます。

 私は、中小企業の経営者や社員、個人事業主の方に向けて、仕事の生産性や業績、成果を劇的にアップできるようなかたづけ、整理・整頓についての考え方や具体的な実践方法をお伝えしています。

 元々建設会社出身ということもあり、当初は建設業の方を中心にサポートしていましたが徐々に製造業や販売業、そして、弁護士や税理士の士業の方へと広がり、現在は業界・業種を問わずあらゆる業界の方々へのサポートを積極的に行っています。

 ここから、私がどのような想いで、どのような仕事をしているのかを少しご紹介させてください。

今だから求められる「かたづけ」の仕事

 私は、18年以上かたづけの仕事に携わってきました。あらゆる業界を見てきて思うのは、「かたづけ」はあらゆる仕事のベースで、物事の基礎だということです。「かたづけ」というと一般的に単なる収納やモノをしまう「かたづけ」と捉えられがちです。ところがモノの「かたづけ」は入り口で、それらは、情報やコト、そしてタスクへと繋がります。だからこそ私は、仕事の成果を上げるには、まずは「モノのかたづけから」とお伝えしています。なぜなら、仕事ができる人とモノのかたづけ、整理整頓ができる人には共通点があるからです。

 業績を継続的に伸ばし続けている会社は、かたづけの理由づけがしっかりしています。具体的に言うと「なぜかたづけるのか」という点に加え、それをさらに仕組み化しているのです。一方、業績が伸び悩んでいる会社は 社内が散らかってきたからかたづけや掃除をする、という非常に短期的な思考になっていることが多いです。このような状態では「継続しなければ」と頭で思っていても続きません。なぜなら、継続させるための「仕組み」が整っていないからです。

「かたづけ」との出合い

 私が「かたづけ」の魅力を知ったのは、会社員時代に参加したある勉強会がきっかけでした。この勉強会で参加者がテーマを決めてプロジェクトを立ち上げることになり、私はそのプロジェクト名を「片づけづけられない人が片づけられるようになるプロジェクト」と決めました。

 なぜ「かたづけ」をテーマに決めたのか。それは大学時代にトランク一つで快適な旅をした経験があったこと。そしてもう一つの理由は、何を隠そう私がコレクター体質だったからです。

 このプロジェクトをきっかけに「かたづけ」というものに対して、自分自身が真剣に向き合うようになりました。

想定外の成果

 プロジェクト内容はかたづけられないという数名の参加者をサポートすることでしたが、これが思いもよらない成果をもたらしました。ある70代の女性は、「かたづけることで自分が本当にやりたいと思っていたことを思い出すことができました」と言って<エルビスプレスリーが眠るアメリカのメンフィスを巡るツアー>のパンフレットを私の目の前に嬉しそうに出してくれました。

 また、ある40代の男性は、部屋の床が大量の書類や紙で埋め尽くされていたようですが、かたづけを行った結果、その中からくしゃくしゃになった新聞記事を発見したそうです。それは、彼が大好きな写真で初めて賞を獲得した時の新聞記事でした。かたづけを行うことで部屋が綺麗になっただけではなく、写真に対する想いまで彼は取り戻すことができたのです。彼はその後、国内でも有数の権威ある写真コンテストで、大きな賞を獲得しています。

 このような成果を目の当たりにし、私は「かたづけ」はただの美化運動、単に場をきれいにするためのもの、ということではないのだと実感しました。かたづけは人生に関わる活動、さらに言うなら人生を取り戻す活動なのだと気付いたのです。

 以来、「かたづけには大きな可能性がある」と感じるようになり、「これを仕事にしたい」という想いが徐々に強くなりました。当然、先はどうなるかわかりませんでしたが、かたづけの力を信じていた私は、根拠のない自信だけで、12年勤めていた会社を辞めて「かたづけ士になる」と心に誓ったのです。

模索しながら辿りついた事業の原点

 私は、かたづけの技術が全くない状態で起業しました。目指す方向性が掃除なのかかたづけなのか自分でも分からなかったので、方向性を明確にするために、東京のとある外資系ホテルで客室清掃のパートを始めました。

 清掃は、パートの女性と一緒にペアで回っていくというものでしたが、皆さんは仕事がとてつもなく早く、自分は常に置いていかれていました。その行動の早さにも驚きましたが、それと同時に「自分に向いているのはここではない」とも感じました。私がしたいのは、その場に行って自分が代わりに清掃をすることではなく、その人自身が自分から進んでかたづけができるようサポートすることだと感じたのです。

 方向性が決まりサポートをし始めてから気付いたのは、お客様はモノを捨てられない以上に「先送りしてしまうこと」に困っているということです。例えば「朝起きてランニングするのはいいと毎日考えているのに、実際には実行できない」というように、頭ではわかっていても、つい先送りしてしまう。このような状況に悩む方が非常に多かったのです。

 その時に、これは自分自身が人生の事あるごとに抱えていた問題で、課題でもあることに気付きました。「いかに先送りをさせないか。そのためのサポートとはなんだろう?」この疑問こそが私の事業の原点であり、スタート地点です。

ひたすら探求する日々

 私は特別な掃除やかたづけのメソッドがあったわけでもなく、収納好きだからこの仕事を始めたわけではありません。むしろ自分自身の「わかっているけど、〇〇できない」という人生の問題をどうしたらいいのか?という部分がかたづけと結びついたからこそ、モノや場所の話よりも「その人の行動をどう変えるか?」という部分に、面白さと関心を抱きました。

 初めての起業で、同じような仕事をしている人が周囲にいなかったため、いかにして、このサービスを世の中に提供していくかという点は、自分の中で模索していくしかありませんでした。特に迷ったのはサービス料金です。当時は自信もあまりなかったので、悩みながら格安で長期のサポートを行うというサービスを展開しました。今思えば、この決断が、多くのお客様と出会うきっかけになりましたし、お客様の困りごとを理解した上で、自分なりの方法を試す良い機会になりました。こうして、日々の仕事を通じて「これはうまくいく」「これはうまくいかない」ということを、ひたすら探求していきました。

私の役目とは

 起業当初は「かたづけコーチング」という言葉を使うことが多くありました。先生として指導するより、「お客様がどこへ向かいたいか」「どんな部屋にしたいのか」を最初に伺い、お客様の方向性が定まったら伴走しながらゴールに向かってナビゲートしていく。お客様の横に並び、同じ方向に向かっていくコーチのようなイメージでスタートしました。

 現在は中小企業の会社の中に入り、社員の方々がかたづけたくなる雰囲気づくりやかたづけたくなる場を一緒に創っていくファシリテーター、ナビゲーターのような立場です。経営者の方や社員の方とコミュニケーションをとりながら、私たちが 入ることで円滑にかたづけが進むようにファシリテートするパートナーでありたいと思っています。
 以前、あるお客様にこう言われました。「コマツさんの顔が浮かんだからかたづけをやんなきゃなと思うんですよ」。このように仰っていただけるのは大変光栄なことです。私をいつでも思い出して欲しいということではないですが、私がその場にいてもいなくてもかたづけを始めたいと思えるような、そんな「きっかけ」のような存在になりたいと思っています。

かたづけを通しての変化

 この18年間で、「<かたづけ>に対する意識が変化した」、「かたづけが好きになった」などたくさんの嬉しいお声をいただきました。

 これまでに2万人以上の方々がセミナーに参加してくださり、あらゆる業界の方たちと関わらせていただきました。

 出版に関しては、これまでに23冊刊行させていただく機会に恵まれ、累計の販売部数は60万部を超えています。

 そんな仕事を通して、お客様の変化を感じることがあります。これまで全く研修を行ったことがないある食品製造会社で、かたづけのコンサルティングと研修を実施させていただいた時のことです。経営者メンバーの方々にかたづけを実践していただいたところ、「この研修を会社に広めたい」ということで、第1回の研修で70名の社員に参加していただきました。社員の方からしてみれば、研修そのものを受けたことがないのに、いきなりの研修でしかも内容が「かたづけ」とは一体どんな研修なんだと思ったことでしょう。

 ところが、そんな心配をよそに「これは家でも使える」など思いがけず良い反応が多く寄せられました。さらに、それだけではなく、1回目の研修が終わった時に、ある社員の方から、<環境整備委員会>を立ち上げようという声が上がったのです。今まで全く習慣としてなかったかたづけを継続的に進めるという仕組みが、ひとつの研修がきっかけとなり実現したのです。現在、この会社は、 かたづけを文化にする活動をベースに、全国展開するような商品を開発して、高い業績を挙げています。

 もうひとつ、あるガス・リフォーム・各種サービス業の会社でのことをご紹介します。この会社は、私が伺った時点ですでに地域から愛されている会社でした。そのような中、経営者の方は「世の中が変わっていく中で果たして会社が存続できるのか?また、そのような危機が訪れた時、どう乗り越えれば良いのか?」ということを常に考えていました。

 そのような中、なぜ私に声がかかったのか?その答えはお客様自身がかたづけや環境整備の価値を認識したからです。職場を整理・整頓し、必要なものと不要なものを見極めていけば、従来までは一人に依存していた仕事が誰でもできるようになる。かたづけを行えばこのような仕組み作りも十分可能となりますし、業務の効率化や生産性の向上も見込めます。

 この企業は100年企業を目指しています。創業70年の2022年4月に、初めて新卒の社員が7名入社しました。社長が目指しているのは、かたづけ・環境整備による社員がやりがいを持って仕事ができる土壌作りです。現在、かたづけ・環境整備を継続しながら、改善・進化中です。

 コンサルティングは、18年間磨いてきたツールや仕組みを使って行いますが、基本的にお客様に合わせてカスタマイズしながら行っています。

 社長の目指すビジョンに向かって、我々は「かたづけ・環境整備」でサポートしながら伴走する。そんな存在になれるよう、日々取り組んでいます。

今後の活動について

今後は次の3本柱で進めていきたいと思っています。

✔ 全国各地の中小企業の支援
✔ 「デジタルデータかたづけ」の開発・推進
✔ 職場・生活の場を全て含めた「人生」というステージを進化させるためのサポート

 現在、中小企業は、日本の99%を占め、まさに日本を支えている存在といっても過言ではありません。私たちは、そんな日々奮闘されている中小企業の経営者の方、社員の方を「かたづけ」を通してサポートをしたいと思っています。

 また、コロナ禍を経てデジタル環境が激変しており、現在はどの企業、個人にとっても「デジタルデータのかたづけ」は深刻な悩みのひとつとなっています。そこで私たちは、昨年から「デジタルデータかたづけ」のオープン講座をスタート。一年で延べ350名の方に受講いただいています。

私たちの事業の原点は「いかに先送りを防ぐか」というものです。

この原点を大切にし、整理、整頓、仕組み化、習慣化の独自メソッドを導入し、継続的な改善と進化をサポートしていきます。

個人であれ企業であれ、自己のビジョンに向かって輝ける場所を創る。

そして、「かたづけ」を実践することで今以上に日本を元気にする。

そんなお役立てができたらと思っています。

私たちは、「かたづけの力」を深く信じています。

孤独で困難なかたづけ作業を、皆で楽しく、簡単に進められるようにすること。これが私たちの目指すビジョンです。

そのために私たちはこれからも日々アップデートを重ね、進化を続けていきます。

お気軽にお問い合わせください

03-6425-9857平日10:00〜18:00

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