かたづけ士 小松易コラム

5周年のかたラボ1dayワークショップ。「みんなで、たのしく、かんたんに!」

2009年にスタートし、今年で10周年を迎えた「かたづけ研究会」、略して「かたラボ」。「かたラボ1dayワークショップ」としてオープンなワークショップ形式になって今年5周年、12回目になりました。

昨日は3連休の初日。9月21日(土)に「やる気に満ちた」約50名の参加者が集い、おかげさまで大盛会にて終えることができました。

質問「片づけのやる気が起きないのは□□□のせいかもしれない」

□□□には「じぶん」?

いやいや、「たにん」?(笑)

答えは「しくみ」。「片づくしくみ」をみんなで考えるのが今回のテーマでした。

そんなやりとりから、午前中は「私のかたづけノート」で理想の生き方や暮らし、働き方などを思い描きました。そして「片づけの現状把握」でそのギャップを探っていきます。ここがかたラボの一つの醍醐味なんです。年に二回に開催のワークショップのリピート参加率は約4割の理由がここにあります。

自己紹介タイムでリピート参加のある男性は、「片づけの定期健診にやってきました」と言いました。歯科検診ならぬ、片づけ健診?

片づけは、今の自分の立ち位置や状況を認めることからスタート。でも普段のあわただしい生活の中で、ゆっくり、じっくり自分を見つめる機会ってなかなか取れないものです。「かたラボ1dayワークショップ」という機会が自己チェックの機会となって、片づけができた人も再びワークショップに足を運ぶ理由の一つになっています。

もう一つ、かたラボの合言葉は、「みんなで、たのしく、かんたんに!」。今回は特にこのフレーズが体現された会でした。初めて参加された方はもちろん、最初の数分は緊張もあったかもしれませんが、いつのまにか会場は、やる気と熱気に包まれた雰囲気に。「7時間、あっという間でした」とは初めて参加されたある30代女性。自分を見つめ、ペアシェア、グループシェアで他の人の考えや状況を知ることで今の自分がより見えてきます。

でもあくまでかたラボは、次のフレーズを大切にしています。「人と比べない。比べるのは昨日の自分」。

頭で考える座学と実践に向けた準備のワークを取り入れた形式についてある参加者は、「片づけの心理面、思考面、実践面のレクチャーバランスが良かった」と言ってくれました。

「 片づけセミナーに参加する7時間あったら、家で3回片づけられる」と友人に言われたと、ある参加者は言いました。私は「そのご友人の意見、大いに理解できます」と言いました。確かにその通りかもしれません。でもやみくもにモノを片づけて失敗する前に、お金と時間を投資してワークショップに参加する意味を考えると、そこに頭と心の片づけする機会を得られるという価値が見えてきます。先ほどの参加者の「 心理面、思考面、実践面 」での準備があると、成功率が高くて継続して進める片づけにつながるのかもしれませんね。

一昨日から始まったラグビーワールドカップで今年は日本中「スポーツの秋」一色ですね。

でもワークショップの参加者にとっては、「かたづけの秋」!

ひとりひとりが、今日から11月末までの約2か月間でスッキリと片づけることで早々と2019年を完了し、来る2020年に向けての準備完了を目指していきます。

今回のワークショップでの私(小松易)の気づき: 片づけは「自己承認」の機会であるということ。片づけができない自分、苦手な自分を認めたくない、嫌いという方は少なからずいます。「かたづけ」を学び実践しすることでそんな自分を認められたとき、周りの人も受け入れられ、その人の人生が大きく動き出す、そう確信しました。

今回のかたラボ1dayワークショップのご感想、更新しました。ぜひこちらからご覧ください。 https://sukkirilab.com/service/one-day-workshop/voice/